#阿部亮太
#強制わいせつ
#児童売春・ポルノ禁止法違反
勤務先の保育園で女児10人の体を触り、その様子を携帯電話で撮影したとして、仙台地裁は7日、強制わいせつと児童売春・ポルノ禁止法違反の罪で、仙台市宮城野区幸町2丁目、元保育士の無職阿部亮太被告(27)=懲戒解雇=に求刑通り懲役15年の判決を言い渡した。
田郷岡正哲裁判官は「園児の健全な成長を促すべき立場を悪用した犯行。園内で二人きりの状況をつくり、犯行後は口止めもしていた。巧妙、卑劣で強い非難に値する」と述べた。
判決は被告が先天性の小児性愛の嗜好(しこう)を持っていることを認めつつ、「悪いことと分かりながら女児を性欲のはけ口とした。強制わいせつ事件の中で最も重い事案」と指摘した。
判決によると、被告は2015年10月~16年10月、青葉区の保育園に勤務中、同園の当時3~6歳の女児10人に計22回にわたり、下着を脱がせた上で下半身を押し付けたり、携帯電話で動画を撮影したりした。
被告の弁護人は閉廷後、被害女児8人の関係者が被告に対する損害賠償命令を地裁に申し立てていることを明らかにした。