#青木正裕
#強盗殺人
#強盗強姦未遂
東京都江戸川区の自宅アパートで同区の高校3年、岩瀬加奈さん=当時(17)=を殺害し現金を奪ったなどとして、強盗殺人と強盗強姦未遂の罪に問われ、1審東京地裁判決で無期懲役を言い渡された無職、青木正裕被告(31)の控訴審初公判が25日、東京高裁(栃木力裁判長)で開かれた。青木被告は被告人質問で「どのように遺族に償えるか考えたが、無期懲役だと謝罪ができなくなる」と述べ、有期刑を求めた。検察側は控訴棄却を求めて結審した。判決は12月1日。
意見陳述で法廷に立った岩瀬さんの父、正史さん(48)は「控訴という、反省をみじんも感じさせない手段を取った。遺族感情を平気で逆なでしている」と批判し、「遺族が少しでも救われたと思える判断を」と語った。
1審判決によると、平成27年11月12日、アルバイト先の元同僚だった岩瀬さんを自宅に連れ込んで首を絞めて殺害し、乱暴しようとした上、現金約7500円を奪った。被告が判決を不服として控訴していた。
公判では被害者名を秘匿することも検討されたが、遺族側の意向で実名で審理されている。