#田村文識
#強盗
#強制性交
強盗・強制性交等罪などで起訴された大分市出身で住所不定の無職、田村文識被告(31)の裁判員裁判の初公判が7日、大分地裁(今泉裕登裁判長)であり、田村被告は「間違いありません」と起訴内容を認めた。強制性交等罪は、性犯罪を厳罰化した昨年7月施行の改正刑法に盛り込まれ、県内で初適用された。
起訴状などによると、田村被告は昨年8月31日、大分市内のアパートに女性を呼び出し、手足を結束バンドなどで縛って「騒いだら殺す」などと脅して性的暴行を加えたうえ、全治約8日間のけがを負わせたほか、現金約4万3000円を奪ったなどとしている。また、昨年8月に新潟市での住居侵入と公然わいせつの両罪にも問われている。
検察は冒頭陳述で「『娘に家庭教師をつけたい』とうそを言って女性を呼び出すなど計画性が顕著で、犯行様態は悪質だ」と指摘。弁護側は「被告は自らの行為を振り返り、真摯(しんし)に向き合っている」と主張した。
改正刑法では、強姦(ごうかん)罪の定義を広げ、強制性交等罪を規定した。強盗・強制性交等罪は同じ現場で強盗もした場合の罪名で、量刑は無期または7年以上の懲役。【尾形有菜】
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